び場に通っているS君(屋形原保育園卒園)のお母さまに、び場へ入会するまでの経緯、入会して良かったことなどを語ってもらいました。

び場に申し込んでいただいた理由をこれからお聞きしますが、その前に申し込みを検討していた時の状況を教えてください。

もともと学童は利用する予定でした。

入会前のお子さんの様子を教えてください。

「保育園に行きたくない」というこったことも一度もなく、屋形原保育園に毎日楽しく通っていました。卒園前の3月頃は息子も小学校は「冒険に行くみたいで楽しみ」と言っていましたし、1歳半の頃に前の保育園から屋形原保育園に変わるという環境の変化も経験したことがありましたので。息子は小学校に上がっても大丈夫だろうと思っていました。

教えていただきありがとうございます。

それでは、び場に参加いただいた理由を教えてください。

一番は屋形原保育園のつくる学童ということで信頼できるということが大きかったです。実は、母とも「屋形原保育園が小学校も作ってくれれば嬉しいよね」と冗談で話してたこともあったんですよ。そして2月ごろに新しく学童をつくるということで説明会に申し込みました。

説明会を聞いた感想を教えてください。

び場が理念としてやろうとしていることは、正直に言って難しくて分からなかったところも多いです。ですが、自分の時代よりも複雑で難しい時代を生きていく息子にとってび場のような環境は必要なのかなと感じました。

もし他の学童を検討されたことがあれば、他の学童と比べた時のび場の魅力を教えてください。

学校の学童の説明会を聞き、それ以外の選択肢もなかったので学校の学童への申込用紙をもらって、申し込み用紙に記入するタイミングでび場のことを聞きました。それぞれの説明を聞いて思ったのは、学校の学童は正直、ただ預かってもらえるだけの場所ということに対し、び場はしっかり見てもらえるという安心感に加えて、学ぶ力を育むというプラスがありました。
正直にいって、び場の料金の負担は軽くないですが、多くの時間を過ごす学童での過ごし方の差は将来、大きな差になると思います。母とも相談しましたが、「息子が卒園するタイミングでび場ができたのも何かの縁だと思う」という母のアドバイスもあったので、消費ではなく投資するという気持ちで決めました。

ありがとうございます。投資する価値があったと思っていただけるよう頑張ります。

び場に通って嬉しかったことを教えてください。

一番は息子がとてものびのびと楽しい時間を過ごしていることです。
そして、家庭や学校とはまた違う話を聞いてくれたり、違った視点で褒められたりアドバイスをもらえることが嬉しいです。
息子が4月に入って小学校に行くことに不安を感じたり、実際に行きたくないと泣いたときも、 先生も息子の気持ちをしっかり受け止めた上で話を聞いてもらったので、び場には変わらず楽しく通えましたし、小学校にも今では楽しく通えるようになりました。

正直、自分が小学生の頃よりも学校に適応するための時間がかなり短くなっているのでナーバスになるお子さんは多いです。もし、他にあれば教えてください。

家で見ていて、考える力がついてきた気がします。前に家の掃除をしていました。その時に息子は遊んでいたんですが、私が掃除しているのに気付いて「こっちの部屋は僕が掃除機かけていい?」と聞いて、率先して手伝ってくれました。び場で先生が色々声掛けや質問をしてくれている結果なのかなと、嬉しかったです。

さらにび場をよりよい場にしていくため、改善点があれば教えてください。

先生が優しいのはとても有難いんですが、もう少し厳しく指導しても良いかなと思うときもあります。

ご指摘ありがとうございます。実は自分も子どもたちを「受容」することを重要視していますが、自分がやっていることが受容することなのか単にわがままを許しているだけなのか自問自答して日々、子どもたちと接しています。
ですが、今の方針が基本的に間違っていないと確信できたのは、S君に大きな変化があったからです。入った時はわざと棚の上に登ったりして自分に甘え、試すようなことが多かったですが、日々の1on1の対話を通じて、信頼関係ができたことでそういった行動はなくなりましたし、更に率先して片づけなどもしてくれるようになりました。

そうなんですね。後は子どもの可能性が広がるように色々なことにチャレンジするようサポートをお願いします。

ある日の一対一の対話の中で人とは違うことをやりたいと語ってくれたS君は自分の気持ちや考えを自分の言葉できちんと話すことができる子です。他の子にLaQで作った車をプレゼントしたり、折り紙のおり方を教えてあげたり、友達に喜んでもらうために自分から色々な働きかけをする優しい子です。

最初は机の上に登ったり、活動中にふらっとLaQを取りに行ったりすることもありましたが、一対一の対話を通じて生活が安定してきました。素敵な個性を一杯持っているので、その個性を伸ばしていけるように日々サポートしていきたいと思っています。

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